プロ野球注目左腕からプロラグビー選手!そしてアメリカンフットボールへ!
プロラグビー選手「黒川ラフィ」選手が新加入
~元コカ・コーラレッドスパークス所属で7人制日本代表合宿にも参加経験も~
一般社団法人福岡SUNSの運営する社会人アメリカンフットボールチーム「イコールワン福岡SUNS」に元ラグビートップリーガー(コカ・コーラレッドスパークス)でプロラグビー選手の「黒川ラフィ」選手が加入することが決定いたしました。背番号は昨年から解禁された「0(ゼロ)」をつける。ポジションはボールを持って相手をかわしタッチダウンを狙う「RB(ランニングバック)」に挑戦する。2021年8月28日に開幕予定のX1Areaでの試合出場を目指す。シーズン開幕直前の為、記者発表は執り行いませんので、練習場等での取材をご希望の場合は、info@fukuoka-suns.comまでご連絡をよろしくお願い致します。8月7、8、14、15、21、22日の全体練習に参加予定です。
【プロフィール】
名前:黒川 ラフィ(黒川 ラフィ)
生年月日:1994年11月9日(26歳)
身長:178㎝ 体重:79㎏
出身地:福岡県
スポーツ経歴:筑陽学園高校(野球部)→専修大学(硬式野球部・ラグビー部)→北海道バーバリアンズ(2017-2018)→コカ・コーラレッドスパークス(2019-2021)
経歴
小学生から野球を始め、筑陽学園高校時代はプロ野球注目の左腕として活躍し、オリックスや広島のスカウトが試合の視察に訪れ、将来を嘱望される存在だった。専修大学に進学し、硬式野球部に所属、活躍を期待されたが左ひじの故障に悩まされる。復帰に向けたトレーニングを行っていたが、同じグラウンドを使用する同大学ラグビー部の村田亙監督からの誘いを受け、3年生の春からラグビー部に入部し、ラグビー選手としてのキャリアをスタートさせた。2016年には7人制ラグビー日本代表の候補合宿に招聘された。卒業後、北海道バーバリアンズを経て、2019年よりコカ・コーラレッドスパークスでプロラグビー選手としてプレー。2021年4月30日に同チームの活動終了が発表され、他チーム移籍を検討していた。
【入団の経緯】
弊チームはこれまでも、他競技から転向するアスリートの受け入れを積極的に行っております。2019シーズンはラクロスから皇甫悠貴選手(2019引退)、大相撲から古閑宗市選手(2019-現在)の2選手、2021シーズンはサッカーから上原翔太選手がアメリカンフットボールに挑戦をしております。また2021年7月には元プロ野球選手の田村丈選手、コカ・コーラレッドスパークスの筬島直人選手が加入いたしました。
7月に加入した筬島選手が入団を検討している際に、初めて練習に参加した7月4日に少し興味があるということで、黒川ラフィ選手が同行し、練習に参加を致しました。その際に筬島選手と同じく実戦練習に参加し、アメリカンフットボールを体験していただきました。その後、他ラグビーチームとの交渉状況や、7人制ラグビー日本代表等への挑戦を検討しながら、代表の吉野とも連絡を取り合い、7月29日にチームへの入団を決意、7月31日に正式に入団することが確定した。
【黒川ラフィ選手よりコメント】
この度、「イコールワン福岡SUNS」に加入させて頂くことになりました黒川ラフィです。
今年4月末まで、先日入団した筬島直人選手と同じく、福岡にあるコカ・コーラレッドスパークスに所属しておりました。4月30日のチームミーティンにてラグビー部の活動終了の話を聞いた時から、この道に進むことは決まっていたのかもしれないと、今はそう感じています。
はじめに、コカ・コーラレッドスパークスを応援して下さったファンのみなさんに今一度感謝をさせて頂きたく思います。本当にありがとうございました。本当であれば今年もあのグラウンドでラグビーをしているものだと勝手に思っておりました。しかし直面する現実はあまりにも厳しく、寂しいものでした。レッドスパークスのチームメイトはバラバラになることとなりましたが、他チームへの移籍等でラグビー選手としての活躍の場を移したチームメイトがたくさんいます。是非これからも応援頂き、力を与え続けてくださると嬉しく思います。
そんな中、私はここで新しいチャレンジとしてアメリカンフットボールを選択しました。もちろん簡単に決断をできた訳ではありません。今でもSNSを通してメッセージをたくさん下さり、僕のラグビー選手としてのプレーを少なからず楽しみにしていて下さったファンの方がたくさんいます。そのような方々にはこのような報告となってしまい、非常に残念ではありますが、是非これからの新たなスポーツへのチャレンジも応援していただけると大変うれしく思います。
この理由を除けばアメリカンフットボール挑戦を選択した理由はとても簡単なものでした。それは「やってみたい」と単純に思ったからです。子供の頃のような感覚です。その頃は、時間があれば、なんでもやりたいと思ったことを全部やっていたように思います。私にとってのスポーツは、成功する、失敗するだけではなく、そのスポーツを通して、自分なりに1つ1つ出来る事を増やし、人生を豊かにすることを大切にしております。こんなこと言う柄ではないのですが、今何かを始めようと考えている人がいれば是非、「やりたい」と思えば始めてほしいと思っております。人生は本当に分からないもので、誰がどこで見ているのかわかりません。僕はスポーツを通してとても大切なことを知りました。与えられた場所で一生懸命やった人にしか開かない道があるということです。そして手を差し伸べてくれる人に感謝をすることで、更に人生が豊かになることです。私は本当に幸せなことに、野球・ラグビー・アメリカンフットボールと全てにおいて高いレベルで競技が出来る環境に身を置けていること、本当に幸せに感じます。今はそんな人生にとてもワクワクしています。
私の能力に可能性を感じ、チャンスを与えてくれた筑陽学園野球部の江口先生、専修大学ラグビー部の村田監督、北海道バーバリアンズの田尻社長、コカ・コーラレッドスパークスの向井監督、そしてイコールワン福岡SUNSの吉野代表に感謝します。もし僕がボールを持てば、ワクワクするようなプレーが出来ると思っています。やると決めた以上自分自身に期待してトップを目指します。
最後にお願いがあります。今年、4月でコカ・コーラレッドスパークスは活動を終了しました。地元福岡で歴史あるチームをこれ以上無くしたくありません。ステージは変わりますが福岡の野球、福岡のラグビー、そして福岡のアメリカンフットボール「イコールワン福岡SUNS」の応援をお願いします。そして僕自身にも是非力を貸して下さい。このようなご時世ではありますが、試合会場で会えること、本当に楽しみにしています!
【チーム代表吉野至よりコメント】
日頃より弊チームの活動にご理解、ご支援を賜り誠にありがとうございます。この度、元ラグビートップリーガー(コカ・コーラレッドスパークス)で、プロラグビー選手として活躍する黒川ラフィ選手がチームに加入することとなりました。今年は、元プロ野球選手の田村丈選手、元ラグビー選手の筬島直人選手と、各スポーツのトップで活躍をしていたアメリカンフットボール未経験者の勧誘に結果としてとても力を入れたシーズンとなりました。
彼との出会いは、筬島選手と一緒に7月4日に練習の体験に来てくれた時でした。初めて話した時はまだ進路をはっきりと決めておらず、気になっていたアメフトの練習に先輩が行くって言っているからついてきました。というくらいの感覚でした。しかし、練習が始まると、貸した防具をすぐに身に着け、すごく興奮した様子で、なにか懸けるものがあって練習に参加したのだなとすぐにわかりました。この選手も入団することになる。と思い、その日のすべての練習に参加してもらい、アメリカンフットボールの楽しさを身体で体験してもらうことにしました。すると、我々が想像していた何倍ものプレースピードで、「戦術さえ理解すればエースになる」と直感的に感じたのを鮮明に覚えています。
彼自身はとても謙虚であまり大きなことを言いませんが、彼の持つ天性のスピードとクイックネスは並大抵の選手で身につくものではありません。プレーを見てすぐに、ラグビーに転身して数年でプロ契約を勝ち取ったわけを理解しました。
練習後、いろいろと話をしようと思っていましたが、彼はメンバーのクォーターバックをつかまえて、ハンドオフ(ランプレーの時にボールを受け取る)の練習をもくもくとしておりました。まだ、入団することも決めていないのにその日にうまくなろうとしていたのです。その姿に感動しましたし、彼と一緒にフットボールがしたいと心をつかまれました。
その後、筬島選手から入団を決めた連絡を受けましたが、ラフィ選手からは考える時間が欲しいと連絡がありました。それもそのはずで、彼には他ラグビーチームとのプロ契約や、7人制ラグビー日本代表候補選手としての可能性が残っておりました。私自身も彼の選択や夢を尊重したいという話を伝え、積極的には勧誘をしませんでした。
それから、数週間がたち少し諦めかけていた時に、筬島選手経由で改めて連絡があり、まだ加入する余地があるかを聞かれました。実は登録の一次締め切りは過ぎておりましたが、こんなこともあろうかと、追加登録の締め切り日にむけて1枠だけ残しておりました。ラフィ選手の為に、1枠残してあるということを伝え、彼にもう1週間考える時間を持って頂き、最終的に追加登録締め切り前日の7月30日に彼から「一度ラグビーに区切りをつけて、アメリカンフットボールに挑戦したい」と連絡を受けました。
まだまだラグビーを続けても、活躍の余地がたくさんある中で、新しいスポーツに飛び込んでいこうとする彼の姿に、私自身も心を打たれました。彼の覚悟を無駄には出来ない。後悔無きスポーツ人生を送れるように全力でサポートすることを彼に約束をしました。
初戦のアサヒ飲料チャレンジャーズ戦までは、もう1カ月もありませんが、人生を懸けてトレーニングに励む彼の姿を見ていると、活躍している姿がすでに目に浮かびます。
彼には野球時代から応援をしてくださっているファンの皆様、コカ・コーラレッドスパークスのファンの皆様を始め、多くの地元福岡を中心としたファンがいます。11月21日予定している博多の森陸上競技場で行われる今年唯一のホームゲームでは、彼の素晴らしいプレーを皆様に直接お見せすることをお約束いたします。是非、試合会場にお越しください。応援よろしくお願い致します。
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